値切る功罪。
あたしの勤める施設のトップは異業種からの参戦組の人。けっこー特殊な業界出身である。
まぁ、あたしも似たような感じはあるけど。
んで、時折起きるのが「値切る」事。
出入りの業者に限りなく無謀に値切るトップ。
原価無視の値段要求に大抵の業者は閉口する。
でも、あたしは値切るにも程があるんじゃ?と素直に思う。もちろん、その場では安くなるから経費削減にもなるけどアフターサービスや今後のお付き合いに支障が出ると考える。
昔、バイトでガテン系の仕事をした時に通常通りに作業してたら「そこは手を抜け、あんまりキレイにやらんでいい。安い仕事にされたから程々にしないと赤字や」と親方が言ってた事がある。当時は親方の言ってる意味が分からずに疑問しかなかったが、今は親方の意味が分かる。
うちの出入り業者を見ると業者によってはクオリティーが残念なトコがある。結局、トップの値切りに負けてしまった結果で仕事が疎かになったみたいだ。
ただ、トップはそんな仕事でも「プロの仕事はスゴイ!」とご満悦みたい。
このオッサン、ある意味幸せだなって鼻で笑ってしまう。まぁ、あたしが出来る事はそんな業者に声掛けや飲料の差し入れで気持ち良く仕事してもらえるようにする位だけど。
今さえ良ければオッケーじゃなく、長いスパンで見てほしいもんである。
じゃないとこの先、誰も助けてくれないよ?と、オッサンに念じるあたしの戯言でした。